六十六部造立石造閻魔王坐像及び両脇
東京都台東区の長久院にある像。真言宗豊山派。
この石仏は、中央に閻魔王像、右左にそれぞれ司命、司録像
を配しています。閻魔王は死者の生前の行いに応じて死後の
行き先を決めるという冥界の王で、司命は閻魔王の判決を言
渡し、司録は判決内容を記録する従者でるとされています。
台座に刻まれた銘文によると、この三躰は六十六部聖(六部
聖ともいう)の光誉円心という人物が享保11年(1726)に造
立したものです。
六十六部聖とは「法華経」を六十六部書写し、全国六十六箇
所の霊場に一部ずつ奉納した聖のことをいいます。
都内に現存する六十六部聖が造立した石仏を調べてみると、
地蔵菩薩像が圧倒的に多く、閻魔王像は極めて稀であること
が分かります。本像は六部聖が江戸時代の谷中でも活動して
いたことを裏付けるとともに、希少な石仏として貴重な文化
財の一つです。
この六十六部造立石造閻魔王坐像及び両脇侍像は平成9年に台東
区有形文化財に登載されました。(台東区教育委員会掲示より)
この石仏は、中央に閻魔王像、右左にそれぞれ司命、司録像
を配しています。閻魔王は死者の生前の行いに応じて死後の
行き先を決めるという冥界の王で、司命は閻魔王の判決を言
渡し、司録は判決内容を記録する従者でるとされています。
台座に刻まれた銘文によると、この三躰は六十六部聖(六部
聖ともいう)の光誉円心という人物が享保11年(1726)に造
立したものです。
六十六部聖とは「法華経」を六十六部書写し、全国六十六箇
所の霊場に一部ずつ奉納した聖のことをいいます。
都内に現存する六十六部聖が造立した石仏を調べてみると、
地蔵菩薩像が圧倒的に多く、閻魔王像は極めて稀であること
が分かります。本像は六部聖が江戸時代の谷中でも活動して
いたことを裏付けるとともに、希少な石仏として貴重な文化
財の一つです。
この六十六部造立石造閻魔王坐像及び両脇侍像は平成9年に台東
区有形文化財に登載されました。(台東区教育委員会掲示より)

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